本催事は、2004年春、ソウルでの国際学術会議に三田徳明瑞穂雅樂會主席楽師が招聘された折に提唱した、「韓半島への高麗楽里帰り事業」の中間発表として、日韓友情年を記念して実施した。
TV会議システムを利用して瑞穂雅樂會本部と韓国藝術綜合学校をつなぎ、韓国人舞踊専攻学生を対象に高麗楽舞楽を指導。韓国人の手に1000年ぶりに高麗楽を取り戻し、今後の日韓の研究者の共同研究を促進することをその目的とする。
韓国藝術綜合学校・許榮一教授と、三田徳明主席の基調講演に続き、瑞穂雅樂會の演奏にあわせてKNUA学生が舞楽『納曾利』を舞い、続いて瑞穂雅樂會楽師が舞楽『貴徳』を模範上演。
両国文化に共通の基盤のあることを広く知らしめる企画だ。
Seoul :韓国藝術綜合學校(The Korean National University of Arts) KNUA Hall
Tokyo:学習院創立百周年記念会館正堂ほか
ソウルサイドに先発予定の三田主席楽師、成田空港で救急車で運ばれ入院。ソウル行きにドクターストップが!!(このままではシンポジウムが成立しない・・・)
検査の結果、たまっていた原稿類を訪韓前に片付けるために睡眠不足が続いた結果の「過労」だと判明。更なる精密検査の結果は「きわめて健康な心臓をお持ちです。」とのこと・・・。
結局、先発隊は志津香楽師ひとりのみ。講演&公演の打ち合わせを一人でこなす大活躍でした。
写真は、打ち合わせ後に徐廷録先生とレストラン前で。
公演会場での最終打ち合わせ。一日遅れでソウル入りした三田主席は健康そのもの!
詳細を詰める三田主席と朴泰圭先生。左はステージマネージャーを務める徐先生。
9月 Seoul Side
太鼓はKNUAが所蔵する韓国伝統楽器を用いることになった。
なかなか興が乗った選択だ。感触を確かめる晴美楽師。
日韓友情年2005認定プログラム